【西東京】東海大菅生、6年連続4強 2年生4番杉崎が一発含む5打点

[ 2019年7月24日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権 西東京大会準々決勝   東海大菅生10―1日大鶴ケ丘 ( 2019年7月23日    神宮 )

<日大鶴ケ丘・東海大菅生>7回無死、左越えソロを放つ杉崎(撮影・島崎忠彦)
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 4番の役割を十二分に果たした。東海大菅生(西東京)のスタメンで唯一の2年生・杉崎だ。まずは0―1で迎えた3回1死二、三塁。左前へ逆転の2点適時打を運んだ。

 「得点圏にランナーがいる時は全部打ってやる、という気持ちで打席に入る。得点圏打率10割が目標。ランナーを還すことに意識を置いている」

 これだけでは終わらない。先頭打者で迎えた7回は、左越えに高校通算34本目となるソロアーチ。8回無死二、三塁では再び左前に2点打を放った。初回は2死一塁から中飛、5回無死では四球。言葉通り、この日の得点圏打率は2打数2安打。5打点の荒稼ぎで10得点の大勝に貢献した。

 昨季から4番を務めるスラッガーは「初めは4番に慣れなかった」と振り返るが、今は違う。「学年が1つ上がり、自分が決めようという気持ちになった。4番に座っている以上、結果を残したい」と頼もしい。日大三、早実など強豪がひしめく西東京で6年連続4強に導く立役者となった。

 昨夏は準決勝で日大三に敗戦。「自分がチャンスで打てなかったことが凄く悔しくて。寮に帰ってからもマシン打撃に1時間ほど取り組んでいたのが、今、結果に出ているのかな」。互いに勝ち上がれば、日大三には決勝でリベンジする機会が訪れる。

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