【京都】京都国際、2年連続の4強 2年生4番・早が決勝打

[ 2019年7月24日 13:30 ]

第101回全国高校野球選手権京都大会 準々決勝   京都国際5―1京都外大西 ( 2019年7月24日    わかさスタジアム京都 )

<京都国際・京都外大西>8回、京都国際の早は勝ち越しの中前適時打を放ちベンチに向かって腕を突き上げる
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 京都国際が2年連続で準決勝進出を果たした。1―1の8回に早(はや)真之介外野手(2年)が決勝の適時打。投げては今秋ドラフト候補の酒井海央投手(3年)が6安打1失点で完投した。

 8回無死一、三塁の打席で早は燃えていた。それまで3打数無安打。4回は同じ無死一、三塁の好機で見逃し三振に倒れていた。カウント1ボール2ストライクから5球目のチェンジアップを拾って中前へ運ぶと、一塁上からベンチに向かって左腕を突き上げた。

 「体勢を崩されながらでも強い打球を打てるのが自分の持ち味です。酒井さんが一生懸命に投げていたので、早く楽にさせてあげたかった」

 開幕前日のバント練習中に負った左手人さし指の亀裂骨折は完治していない。20日の4回戦から復帰し、痛み止めを飲んでの出場が続く。打撃に影響はないが、守備の時は「正直、打球が飛んでくるなって思っています」と笑った。

 帽子のツバには「雄」の1文字を書き込んでいる。「英雄の雄です。ヒーローになりたいんで」。チーム史上初の甲子園出場へあと2勝。再びヒーローになって実現させる。

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