カナダに痛い敗戦も…前を向く清宮「可能性が潰れたわけじゃない 明日勝ち切りたい」

[ 2017年9月9日 10:40 ]

カナダ戦を終え、取材に応じる清宮
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 侍ジャパン高校日本代表は8日(日本時間9日)、カナダのサンダーベイで行われたスーパーラウンド(R)第2戦でカナダに4―6で競り負け、1次R直接対決の成績も含めてスーパーR2勝2敗となった。

 主将の清宮幸太郎内野手(3年、早実)は5回の第3打席で自身の高校通算最多本塁打を更新する111号ソロ本塁打を放ったが、空砲となった。バックスクリーンを直撃した自身の一発について「逆風だったのでとられちゃうかと思ったが、芯で捉えていたので入って良かった」と振り返ったが、表情は硬く「チャンスをつくってからの1本が出なかった」と敗因を分析。決勝進出には9日(同10日午前2時)のスーパーR最終戦・韓国(3勝1敗)に勝利することが絶対条件となったが、「まだ可能性が潰れたわけじゃない。明日まだあるのでしっかり勝ち切りたい。まだ終わってない。(主将としてチームメートに)明日があるんだから、切り替えてやるだけのことをやろうと言いたい」と最終戦を前に前向きな言葉を口にした。

 小枝守監督は1死二、三塁の好機で無得点に終わった4回の攻撃をポイントに挙げて「(点を)取れるところで取れなかった。自分とすれば、悔いというより複雑な心境」と振り返り、韓国戦へ向けては「何も考えないで精一杯みんなでやるしかない」と力を込めた。

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