侍U18代表、カナダに競り負け2勝2敗…清宮111号も空砲

[ 2017年9月9日 09:56 ]

カナダ戦の8回、得点機に二ゴロに倒れた清宮
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 侍ジャパン高校日本代表は8日(日本時間9日)、カナダのサンダーベイで行われたスーパーラウンド(R)第2戦でカナダと対戦。主将・清宮(3年、早実)が自身の高校通算最多本塁打を更新する111号を放ったものの、4―6で競り負けた。これで、1次R直接対決の成績も含めてスーパーR2勝2敗。決勝進出を目指し、9日(同10日午前2時)のスーパーR最終戦で3勝1敗の韓国と対戦する。

 試合は2回1死満塁からカナダが適時打で2点を先制。追いかける形になった日本はその裏に2死一、三塁から西巻(3年、仙台育英)の適時内野安打で1点を返した。しかし5回、日本は2番手の山下(3年、木更津総合)が2死から満塁のピンチを招いて降板すると、救援した川端(3年、秀岳館)が押し出し死球を与えてしまい、1―3とビハインドは2点に広がった。

 それでもその裏、2死から4番の清宮(3年、早実)の高校通算111号となるバックスクリーン直撃のソロ本塁打で1点差に迫ると、6回には四球と相手失策で無死二、三塁とし、小園(2年、報徳学園)の内野ゴロを相手が悪送球して3―3と試合を振り出しに戻す。なお無死一、三塁から3番・安田(3年、履正社)の二ゴロ併殺打の間に三走・藤原(2年、大阪桐蔭)が生還し、4―3と勝ち越しに成功した。

 しかし7回、川端が1死二塁から左前適時打を浴びて同点とされると、内野ゴロと振り逃げで2死一、三塁のピンチを招いて降板。ここでマウンドに上がった清水(3年、花咲徳栄)の暴投で勝ち越し点を与えると、左前適時打を打たれて4―6と2点を追う展開となった。

 日本は8回、2死から小園と安田の連打で一、三塁としたが、清宮が二ゴロと凡退。9回も走者を出しながら得点を奪うことはできず、4―6で敗れた。

 日本は決勝進出のためには韓国戦の勝利が絶対条件。勝敗が並んだ場合の順位決定方式は(1)当該チーム同士の直接対決(2)得失点率(3)チーム自責点(4)チーム打率(5)コイントスの順となるため、日本の進出はカナダ(2勝2敗)―キューバの結果次第となる。

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