ソフトＢ東浜　パ単独トップ１５勝「もっとスムーズにいきたかった」

パ・リーグ   ソフトバンク６―４ロッテ （ 2017年9月8日    ＺＯＺＯマリン ）

＜ロ・ソ＞汗を飛ばし力投する東浜
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　１５勝という大きな数字をソフトバンク・東浜がクリアした。６回途中４失点ながら打線の援護に助けられ、リーグ単独トップに立つ１５勝目を手にした。

　「６点も取ってもらったので、もっとスムーズにいきたかった」

　序盤から粘られて、２回までに５０球を費やした。６―０の４回に中村に２ランを浴び、６回にはペーニャにソロ、田村に適時二塁打を打たれて救援を仰いだが、大崩れしないところが５年目の成長だ。「味方が点を取ってくれたので、我慢してできたかな」と工藤監督。前夜、西武・菊池に１４勝で並ばれたが、再び最多勝争いから一歩抜け出した。

　０５年にソフトバンクとなってから１５勝以上をマークした杉内、斉藤和、和田、ホールトン、摂津は全員が最多勝の経験を持つ。今季２２試合目で１５勝４敗。東浜は「勝ったのが一番。中継ぎと野手に感謝したい」と謙虚だが、貯金１１を稼いだ投球は歴代のエースにも匹敵する活躍だ。

　９回を締めて自身のプロ野球記録を４８セーブに更新したサファテも「巨に白星が付いた。こうやって試合をやっていけばいい」と笑った。今季２度目の７連勝で、優勝マジックは「８」。１日の初点灯から一度も負けていない。「８つ勝てばというところまで来たのは確か。自分たちが勝つことを考えていきたい」と指揮官。２年ぶりの頂が見えてきた。