阪神ロジャース 14日1軍練習合流へ “合格”なら17日デビュー

[ 2017年7月14日 05:30 ]

阪神のロジャース
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 阪神の新助っ人、ジェイソン・ロジャース内野手(29=パイレーツ3A)が14日にも、甲子園球場で行われる1軍練習に合流する予定だ。

 片岡打撃コーチは「球宴期間中に練習に来るからね。(昇格は)それからの判断になる」と話しており、状態を見極める方針。首脳陣がゴーサインを出せば、後半戦開幕カードとなる17日広島戦から1軍デビューする可能性もある。

 西岡とともに、後半戦のキーマンとして期待がかかる新助っ人。日本球界への適応にも抜け目ない。試合のない球宴期間も、有効活用する算段だ。

 「確かに、しばらくは試合が空くからね。もし投手たちの投球ビデオなどがあれば、見て勉強したいね」

 かねてから「1日も早く、プレー環境に慣れたい」と意気込んでいたR砲。その初歩こそが、相手投手の研究だ。ただ入団から1週間が経過した今も、いまだ詳細な他球団投手陣の資料映像は手元にない状況という。そんな本人の意向を伝え聞いた球団関係者は「希望があるようなら、そういう資料も用意したい」とバックアップを示唆。早ければ14日にも、球団から「虎の巻」を受け取ることになりそうだ。

 すでに11日のウエスタン・広島戦で実戦デビューを果たし、12日の同カードには「5番・一塁」で先発出場。4回に来日初安打となる左翼線二塁打を放つなど、着実に実戦勘を取り戻しつつある。自身の打撃スタイルについて「本塁打を狙うよりも、右中間や左中間に強い打球を飛ばすことを心がけている」と話すR砲。頭も体も、1軍昇格へ向けて準備を整える。(久林 幸平)

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2017年7月14日のニュース