五輪野球で日程延長提案 総当たり目指しWBSC

[ 2017年7月14日 08:39 ]

 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のフラッカリ会長は13日、スイスのローザンヌで取材に応じ、2020年東京五輪の追加種目に決まった野球の大会方式で出場6チームによる1次リーグ総当たりの実施を目指し、当初計画の計12日間から3〜4日の日程延長を国際オリンピック委員会(IOC)に提案したと明らかにした。

 近く大会組織委員会にも提示予定で「数カ月で最終決定できる」との見通しを示した。組織委は計15試合となる総当たりに費用面で懸念を示し、3チームずつ2組の計6試合に抑える方式で既にIOCと合意した。総当たりを譲れないWBSCは主会場の横浜スタジアムに加えて首都圏にもう1球場の確保が必要と訴えてきたが、方針を転換。会場は追加せずに試合数を増やす方策を探る。

 6チーム総当たりが有力なソフトボールと合わせ、開幕戦の日本戦1試合ずつは福島県営あづま球場で行う方針。WBSC案では野球は横浜スタジアムで1日2試合を想定し、野球の決勝とソフトボールの開幕戦を同じ日に2会場で実施するなど両種目の日程を一部重複させる案も挙げた。

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2017年7月14日のニュース