【埼玉】初戦敗退の慶応志木 清宮のリトル時代同期の大嶋は大学目指す

[ 2017年7月9日 19:20 ]

第99回全国高校野球選手権埼玉大会1回線 ( 2017年7月9日    上尾市民 )

<本庄第一・慶応志木>相手投手のけん制で頭から一塁へ帰塁する慶応志木・大嶋
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 東京北砂リトル時代に主将として早実・清宮とともに世界一に輝いた慶応志木の大嶋駿(3年)は、本庄第一戦で2安打と活躍したが、チームは1―7で初戦敗退した。昨年3月に右肘肘頭骨を骨折。完治しないまま強行出場を続けてきた1番打者は「悔しい。あと1本、出なかったのが敗因」と大粒の涙を流した。

 リトルを卒業した中2からは「世界一の目標を達成して、精神的なものもあった」と一時、野球から離れ、中学の陸上部に所属した。だが、清宮ら当時の仲間が野球を続ける姿を見て「刺激を受けてまた、やりたくなった」と高校から再度、野球部に所属。最後の夏は初戦敗退で終わったが「みんないいやつばかりで、戻ってよかった。つらいこともあったけど、いい仲間だった」と仲間に感謝した。

 大学で野球を続けるため、8月に右肘の手術を受ける予定。「もう1回、ちゃんとボールを投げたい」。高校野球は終わったが、野球への情熱は消えていなかった。

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2017年7月9日のニュース