金本監督 新助っ人ロジャースを1軍生チェックへ 試合前フリー打撃参加

[ 2017年7月9日 05:30 ]

フリー打撃をするロジャース
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 阪神の新外国人、ジェイソン・ロジャース内野手(29=パイレーツ3A)が9日に1軍“合流”することが8日、決まった。

 ビザ取得の関係で試合には出場できないが、試合前練習で金本監督を始め1軍首脳陣の前でフリー打撃を行う。片岡打撃コーチが「(打撃回りの)最終組でね」と明かした。

 早期の1軍昇格へ向けて、アピールの舞台と言えそうだ。今季3Aでは打率・289、9本塁打、34打点をマーク。米国時間6月28日まで試合に出場していた。前日7日には入団会見を終えるやいなや鳴尾浜球場で練習をするなど、状態は問題なし。1軍首脳陣の前で実力の一端を明かすことができれば、球宴明け初戦17日の広島戦(甲子園)でいきなりの“デビュー”もあり得る。

 この日は鳴尾浜球場で2日連続のフリー打撃を行い、54スイングで本塁打性の打球を3本放った。前日同様、逆方向へ意識を置いて状態を確認。練習後には慣れない箸を使い、回鍋肉(ホイコーロー)丼を完食したという。

 視察した高野球団本部長は「まだ試運転でしょう。(来日)2日目ですから。時差ぼけもあるそうですし、フルスイングではない。これからでしょう」と分析した。09年にはロジャースと同じくシーズン途中に加入したブラゼルが、82試合で16本塁打をマーク。在籍4年間で91本塁打を記録しており、同等の活躍に期待がかかる。低迷する打線の起爆剤になれるか。愛称「パンダ」の新戦力に注目が集まる。(巻木 周平)

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2017年7月9日のニュース