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イチ シアトルで今季1号「印象に残るわね、これは」

インターリーグ   マーリンズ5―10マリナーズ ( 2017年4月19日    シアトル )

<マリナーズ・マーリンズ>9回表の先頭で右越えに本塁打を放つイチロー
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 愛するシアトルへ贈る一発だ。マーリンズのイチロー外野手(43)は19日(日本時間20日)、シアトルでの古巣マリナーズ戦に「9番・右翼」で出場し、9回に右翼へ今季1号ソロを放った。11年半慣れ親しんだセーフコ・フィールドでは12年4月18日(同19日)インディアンス戦以来、1827日ぶりの一発。マーリンズは23年までシアトルでの試合はない。最終打席での劇的すぎる一撃はオリックス時代の93年から25年連続のアーチとなった。

 総立ちのファンから拍手が注がれる中、最終打席に向かったイチローはしたたかに狙っていた。6点ビハインドの9回先頭。「(マリナーズの)ファンも喜んでいい点差だし、そういう意味では理想的な場面ではあったね。初球しか(一発狙いは)できないですよ」。初球、93マイル(約150キロ)の高め直球を強振。低い弾道の一撃は、右翼席最前列へ飛び込んだ。

 「印象に残るわね、これは」。ベース一周後、ベンチの前で右手を上げて、鳴りやまない「イチローコール」に応えた。敵地ながら自身の首振り人形が先着2万人に配布された古巣との最終戦。平日のデーゲームにもかかわらず、前夜よりも1万人以上多い2万7147人が訪れていた。

 12年途中にヤンキースに移籍して以降も自宅のあるシアトル。「全部期待以上のもので表現してくれるから、本当に打てて良かった。これだけ盛り上げてくれて、寂しい感じで帰りたくないから。それ(打って恩返し)をしたかったという思いは、とても強かった」と言った。4回に元同僚のエース右腕ヘルナンデスから左前打。今季初のマルチ安打もマークした。

 今季は飛距離アップのため、ヘッドをより利かせた「遠心力」を重視したスイングに取り組む。昨季の本塁打はチーム139戦目だったが、今季は15戦目。決して会心の当たりではなかったが届いた。「詰まっているからね。外野手を越えたとは思ったけど。(現本拠地の)マイアミの球場はでかいから。ここだと入るんだという感じ」と笑顔で感触を説明した。

 メジャー通算761打点とし、松井秀喜を上回って日本選手単独トップに立った。「あ、そうだ。忘れてた。ホームランで。そうかあ」。感想を問われると「ま、そうなんだという感じ」とはにかんだ。25年連続アーチはリッキー・ヘンダーソンの大リーグ記録に日米通算で並んだが記録をも超える感動をファンに伝えることができた。

 交流戦となるシアトルでのマリナーズ戦は、現所属の限り、23年までない。50歳までの現役を目指しているイチローにとって、23年はちょうど50歳シーズンとなる。

 「今回は最後の打席、という思いで最後は打席に立ちましたけど、これがひょっとしてここで最後という考え方は全くなかったです」

 心温まるシアトルのファンから試合後、記念球が届いた。数々の記録を打ち立てたイチローの心にもメモリアルな一日として刻まれたはずだ。

[ 2017年4月21日 05:30 ]

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