オリのタイソン!宮崎2発 打率・452の切り込み隊長だ

[ 2017年4月21日 07:40 ]

パ・リーグ   オリックス8―4日本ハム ( 2017年4月20日    東京D )

<日・オ>7回1死一塁、宮崎が左越えに2ランホームランを放つ
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 強烈なワンツーパンチだった。オリックスの宮崎が3回、左中間に勝ち越しの1号ソロ。4年ぶりで通算4本目の本塁打をマークすると、7回には左越えに2号2ランで試合を決めた。自身初の1試合2発。積極性を買われ、9試合連続で1番に起用された7年目の30歳は「まぐれです。いいところで出て良かった」と豪快に笑った。

 いかつい風貌、さらに300キロ近い背筋力を誇り、セガサミー時代の愛称は「タイソン」。繊細さも併せ持つ。6回、ベンチで先発の金子に話しかけ、ストライクゾーンの傾向を聞いた。審判によって微妙に異なるゾーンを把握し、狙うコースを決める。さらに積極性だ。昨季まで在籍した北川打撃コーチ(現ヤクルト2軍打撃コーチ)から学び「打席に入る時、フリー打撃の1球目の気持ちでいく。そうすることで、いい意味で肩の力が抜ける」と言う。規定打席不足ながら打率・452。積み重ねてきた努力が実を結びつつある。

 宮崎の2発を含む計4本塁打を浴びせ、先発全員となる今季最多タイの14安打8得点で4連勝。日本ハム戦の開幕からの5連勝は1972年以来45年ぶりとなった。

 ◆宮崎 祐樹(みやざき・ゆうき)1986年(昭61)11月29日、佐賀県生まれの30歳。長崎日大では2年夏に甲子園出場。亜大―セガサミーを経て、10年ドラフト3位でオリックス入団。2年目の12年9月29日ロッテ戦(QVCマリン)で、史上2人目の先頭打者弾でのプロ初安打を記録した。昨季は23試合で打率・238、本塁打、打点なし。1メートル78、85キロ。右投げ右打ち。

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2017年4月21日のニュース