明徳義塾・馬淵監督 清宮に「弱点はある」 早実練習を異例視察

[ 2017年3月17日 05:55 ]

視察する明徳義塾・馬淵監督
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 明徳義塾・馬淵監督が怪物の弱点を探り当てた。清宮対策の質問が飛ぶと「待ってました」とばかりに切り出した。

 「打者だから弱点はある。あの5三振はいいところに投げている。うちの投手陣にはこことここを攻めろと伝えてある」

 手本にするのは、昨秋の東京都大会決勝で清宮からスライダーで5三振を奪った日大三の左腕・桜井の投球術だ。エース・北本は最速144キロを誇る桜井ほどの球速はないが、同じ左腕で最速136キロの直球にスライダー、チェンジアップなど変化球の制球力が持ち味。昨秋の防御率も1・00と抜群の数字を残しており「(5敬遠した)松井の時はエースが肩を壊していたけれど、今回は違う。ある程度自信がある」と信頼を置く。

 「いくらいい打者でも10割は打てない。7割は失敗するんじゃけえ」

 達観したコメントを口にしつつ、明徳義塾の練習から4時間後に始まった早実の甲子園練習も異例の視察。メモを取りながら熱心に見守った。あと2勝で到達する甲子園通算50勝。注目度No・1の強打者を封じ込めて節目の記録に王手をかける。(康本 園子)

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2017年3月17日のニュース