阪神・糸井 17日にも実戦守備解禁へ 状態は「良いです」

[ 2017年3月17日 06:30 ]

福留(右)、高山(左)と外野ノックを受ける糸井
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 阪神・糸井嘉男外野手(35)が17日からの遠征中に故障後初めて実戦守備に就くことが決定的になった。右膝関節炎による別メニュー調整を明けて15日のオリックス戦(京セラドーム)でDHとして初実戦を飾ったばかり。名古屋―横浜―東京―千葉と続く4連戦へのフル参加も決まり、実戦守備の解禁が目前に迫った。

 本屋敷トレーナーは完全復活へ向けた予定を明かした。「守るイニング数、打席数を増やしたりしていく。(実戦守備も)問題ない。チームの事情や兼ね合いもあるけど、守れる状態ではある」。2打席に立った初実戦翌日の右膝の状態良好を強調し、「状態次第」という条件付きながら今回の遠征中に中堅守備に就く計画が固まった。

 「3番・DH」で虎デビューした古巣のオリックス戦では初打席で中前打するなど上々の発進。一夜明けた鳴尾浜球場での全体練習でも元気に動いた。フリー打撃では39スイングで5本の柵越え。広角に鋭い打球を打ち分け、状態を問われても「良いです」と明るい表情でうなずいた。

 次の焦点となる守備解禁について中村外野守備走塁コーチも「この期間(遠征)に守らせてあげたい」と方針を示した。今回の遠征で組まれた4連戦でドーム球場はナゴヤドームだけ。ただ、本屋敷トレーナーはもはや屋外球場を避ける状態ではないことを強調し、「天候、気温などを考えて状況を見ながら」と当日の判断にゆだねた。早ければ、17日にも中堅に就く可能性もあり、2週間後に迫る3・31開幕へ向けた準備は最終段階へ近づいてきた。(山本 浩之)

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