オリックス宮内オーナーが“打倒阪神”「あちらさんは西宮ですから」

[ 2017年3月17日 10:32 ]

 オリックスの宮内義彦オーナー(81)が16日、大阪・舞洲地区に新設された合宿所「青濤館」を含む2軍拠点施設の竣工(しゅんこう)式に出席し、「大阪市を代表する唯一の球団」と強調するなど人気面を含めた打倒阪神を掲げた。

 「今日いらっしゃった方の半分くらいは阪神ファンかもしれませんが、あちらさんは西宮市ですから。我々はまさに大阪市の球団。そこは分け隔てていただきたい」

 08年に神戸と大阪のダブルフランチャイズだった本拠地を大阪に一本化。2軍施設も舞洲に移したことで名実とも完全移設に至った。同地区に拠点を構えるBリーグ・大阪エヴェッサ、サッカーJ1・セレッソ大阪ら関係者が詰めかけた披露式典。駆けつけた吉村洋文大阪市長も呼応し、「昨年から表立って連携しており、今後も大阪を上げてオリックスを応援していく」と約束した。

 打倒阪神へ欠かせない「第2のイチロー」育成も厳命した。91年に神戸市内に誕生した旧青濤館ではイチロー(マーリンズ)が深夜まで打撃特訓していた逸話が有名。同オーナーは「ここは一回りも二回りも立派な施設。昼夜分かたず練習しイチローに続く選手を生んでもらいたい」と期待を膨らませた。 (湯澤 涼)

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2017年3月17日のニュース