日通 木南V打&完封リード「バットに当てて、何かを起こそうと」

[ 2016年10月30日 05:30 ]

スポニチ後援第42回社会人野球日本選手権第1日・1回戦 ( 2016年10月29日    京セラドーム )

<JR北海道・日本通運>8回1死一、二塁、日本通運・木南が左前適時打を放つ
Photo By スポニチ

 29日に京セラドーム大阪で開幕し、1回戦3試合が行われた。日本通運は0―0の8回に木南了捕手(24)の適時打で挙げた1点を2投手の継投で守り抜き、JR北海道に競り勝った。三菱重工広島は新日鉄住金東海REXを4―3で、今夏の都市対抗大会を制したトヨタ自動車はNTT東日本を3―1で退け、それぞれ2回戦に進出した。

 0―0の均衡を破ったのは、9番打者の執念だった。8回1死一、二塁、ヒットエンドランのサインに木南が戸田のカーブに食らいつくと、打球は懸命に前進する左翼手の前で弾んだ。「とにかくバットに当てて、何かを起こそうと思って打席に入った」。捕手としても高山、阿部を好リード。「打撃はオマケがついてきたようなもの。ゼロで抑えられてよかった」。9安打を許しながら得点を許さず、本職での貢献に笑みがこぼれた。

 リベンジに燃える相手を返り討ちにした。JR北海道とは昨年の1回戦でも対戦し、4―2で勝利。しかし、戸田には救援で6回1/3を1安打無失点に抑えられていた。この日も5回までわずか1安打も、ワンチャンスを生かした。藪宏明監督は「ウチは日頃から“守れ”と言っている。正直、100点の試合」と無失策での1―0の勝利に相好を崩した。

続きを表示

2016年10月30日のニュース