コミッショナー WシリーズのDHルールに言及「両リーグが適応すべき」

[ 2016年10月30日 14:34 ]

大リーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナー (AP)
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 メジャーリーグのワールドシリーズはア・リーグ球団の主催試合では指名打者制(DH)を採用。一方、ナ・リーグ球団の主催試合ではDHが認められず、投手も打席に立つルールとなっている。

 今年のシリーズではインディアンスのサンタナが本来はDHでありながら、カブス主催の第3戦からは慣れない守備に就く場面が見られた。反対にインディアンス主催の第1、2戦はカブスのシュワバーがDHに座ったが、第3戦からはベンチスタートを余儀なくされている。

 一層のこと、ルールをどちらかに統一してしまえばよいのではと声が聞こえてきそうだが、大リーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナー(58)はその考えに慎重だ。同コミッショナーはDH賛成派ではあるが、ワールドシリーズは別物との見解。以下は28日の会見で語ったもの。

 「シーズン中、ナ・リーグはDHなしでプレーし、その野球を確立している。ア・リーグはその逆。ルールを統一することが重要であるかどうかが問題になるが、私は両リーグの球団が互いのリーグのルールに適応しなければならないと考えている。正直、この問題に答えを出さなくても良いとすら思う。なぜなら、さまざまな人々が議論を交わすことは野球にとって有益だからだ」。

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