DeNA山口 FA権行使へ 巨人など複数球団争奪戦

[ 2016年10月30日 05:30 ]

DeNAの山口
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 DeNAの山口俊投手(29)が、今年取得した国内FA権を行使する方向であることが分かった。

 FA宣言後の残留を認めている球団との交渉の席にはつくものの、他球団への移籍も視野に入れており、宣言すれば巨人など複数球団が獲得に名乗りを上げる可能性が高い。今季自己最多の11勝を挙げた右腕の争奪戦となることは必至だ。

 今オフのFA権行使の可能性について、山口はスポニチ本紙の取材に「現状で話せることはない。しっかり考えて結論を出したい」と話すにとどめていた。だが、親しい関係者には「横浜は僕を育ててくれた球団で感謝の気持ちは強い。でも、一度しかない野球人生。他球団の評価を聞きたい気持ちもある」と漏らしており、FA宣言した上で去就の結論を出すものとみられる。

 プロ11年目の今季は、ケガで離脱した時期があった中でチームトップの11勝。チームを球団初のクライマックスシリーズ進出へと導いた。防御率は2・86と安定しており、リーグ最多の3完封を含む5完投というスタミナも魅力。高卒1年目から育ててくれた横浜(現DeNA)に対して強い愛着がある一方で、プロ野球人として新たな環境で勝負したいという気持ちを持っているという。球団はすでに山口に3年契約を提示している。

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2016年10月30日のニュース