【張本勲の視点】巨人は2番打者がポイント 広島は第2戦・黒田がカギ

[ 2016年8月6日 09:14 ]

<広・巨>9回1死満塁、坂本は適時打を打つ
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セ・リーグ 巨人5―4広島

(8月5日 マツダ)
 直接対決初戦は、最後まで見応えのあるゲームだった。巨人は坂本、阿部、村田の状態がいいし、ギャレットも日本の投手に慣れてきた。

 中軸に当たりが出ているだけに、今後は2番打者がポイントになる。橋本到は二塁打は1本出たが、状態はそこまで良くない。1死一塁からでも犠打で送るとか、最低でも走者を進めて坂本に回す役目に徹する方がいい。代打で起用されている大田を使うのも手かもしれない。一発のある打者が並べば、相手にプレッシャーを与えられる。

 一方の広島は、敗れたが内容は悪くない。かつての巨人のように、ベンチに控えているサブの選手の層が厚い。まだ5・5差ある。我々の時代は3ゲーム差を縮めるのに1カ月かかると言われていた。優勝への重圧はあるだろうが、この調子で野球をすればいい。ただし、今カードで3連敗するようなことがあれば、焦りが出てくる。それだけに、第2戦に先発する黒田の投球が重要になる。(スポニチ本紙評論家)

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2016年8月6日のニュース