中日・平田 土壇場9回逆転V撃 1日で最下位脱出

[ 2016年8月6日 05:30 ]

<D・中>9回2死満塁、走者一掃の逆転適時二塁打を放つ平田

セ・リーグ 中日4―3DeNA

(8月5日 横浜)
 中日のキャプテン平田が土壇場に逆転打を放ち、チームの連敗を4で止めた。

 「初球から打てる球を振っていこうと思った。ぼくらはもう1試合も負けられない。初戦を取れたのは大きい。連勝していくしかない」

 1―2で迎えた9回2死満塁だ。DeNA守護神・山崎康の初球を狙い打ちし、左中間へ運ぶ走者一掃の適時二塁打を放った。ベンチに向かって右手を突き上げた一打は、7月29日の阪神戦以来となる打点。初回以降、走者をためながら再三チャンスを逃しており、谷繁監督から「最後の最後でね。起死回生の一打でした」と称えられた。

 試合のなかった4日には今季初の単独最下位に転落したばかり。平田の奮起で1日で脱出した。腰痛のため、31日の阪神戦を欠場するなど満身創痍(そうい)でも、「出ている限り痛いかゆいは言っていられない。応援してくれる人がいる限り、最後まで諦めない」とナインの思いを代弁した。  (細川 真里)

 ▼中日・荒木(7月8日以来の先発で4安打1打点)勝ったことが一番。それ以上はないです。どんな勝ちでもいい。いいきっかけにしたい。

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2016年8月6日のニュース