メジャーで59年ぶりの珍記録 1イニング3被弾の救援投手に白星

[ 2016年7月25日 15:47 ]

ホワイトソックスのデービッド・ロバートソン投手 (AP)

 ホワイトソックスは24日、ホームでタイガースとダブルヘッダーを戦い2試合ともに9回サヨナラ勝ち。第1試合はイートンが、第2試合ではカブレラがサヨナラ打を放ったが、勝利投手はともに守護神のデービッド・ロバートソン投手(31)だった。

 ロバートソンは第1試合、3―3の同点で迎えた8回途中から登板。1回1/3を投げて1安打3奪三振無失点と見事な投球でチームに勝利を引き寄せた。しかし、第2試合は大炎上。4―1とチームがリードの9回、試合を締めるべく再びマウンドに上がったが、3本のソロ本塁打を浴びて同点に追いつかれてしまった。

 第2試合でロバートソンが手にした白星は、カブレラの一打によってもたらされたということになるが、これは59年ぶりの記録が生まれた瞬間だった。米国のスポーツ専門局ESPNによると、1イニングに3被弾を浴びたリリーフ投手が白星を手にするのは、1957年以来のことだったという。

 試合後にロバートソンは「2つ目の白星に価値はない。試合を台無しにしてしまった」とコメント。不名誉な記録に加え、先発投手の勝ちも消してしまい、その表情が冴えないのは当然だった。

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2016年7月25日のニュース