【栃木】作新学院　県最長記録更新６連覇　今井救援で５Ｋ

＜作新学院・国学院栃木＞優勝しマウンドで喜びを爆発させる作新学院・今井

第９８回全国高校野球選手権栃木大会決勝 作新学院１５―６国学院栃木

（7月24日 宇都宮清原）
　作新学院が栃木県勢の最長記録を更新する６連覇を達成し、１２度目の甲子園出場を決めた。今秋ドラフト候補のエース右腕・今井は１２―５の７回２死一、二塁から救援登板。打者８人から５三振を奪う力投を見せ「行ける準備をしていた。変化球が良かったので最後は（三振を）狙った」と喜びをかみしめた。

　自己最速タイの１４９キロを計測し、縦のスライダーも切れた。昨年も決勝で登板したが、甲子園ではベンチ外。「あのマウンドで投げたくて１年間、練習をしてきた」と、走り込みとウエートトレーニングで体重は３キロ増の７０キロになり、球速は５キロ上がった。小針崇宏監督は「精神的にタフになったことが一番の成長」と称えた。打線は全６試合２桁安打でチーム打率・４３２と戦力は充実。６２年以来５４年ぶりの全国制覇を狙う。　（川島　毅洋）

　▽作新学院（栃木）１８８５年創立。元巨人の江川卓氏らを輩出。