西武・野上 必然の被弾…4回松田への初球 鷹打線早打ち“明らか”

[ 2016年7月25日 08:00 ]

<ソ・西>5回途中4失点で9敗目の野上

パ・リーグ 西武3―4ソフトバンク

(7月24日 ヤフオクD)
 失投以前の1球だった。西武・野上は2―0の4回に一塁手・メヒアの失策で1点差に迫られ、なおも1死一、三塁から松田に逆転3ランを浴びた。

 その過程が注意不足と言われても仕方なく、田辺監督は「初球の入り方だよ。エラーがあった直後にドカンと一発。もっと慎重に入るべきだった」と苦言を呈した。

 中前打、空振り、ファウル、ファウル――。これは逆転される前までの初球の結果だ。ソフトバンク打線は全員が初球を振ってきた。それにもかかわらず、野上は松田への初球、チェンジアップを真ん中に投げた。捕手・岡田は「ワンバウンドのイメージでサインを出した」と振り返る。ただでさえ、松田は積極性が特徴の一発のある打者。野上は「相手は早打ちだった。力んでしまった」と悔やんだ。

 松田を迎える前には内野陣がマウンドに集まった。岡田はこの時を振り返り「(野上に)ボール球で入りましょうと(明確に)伝えればよかった」と反省した。注意を怠れば、結果は見えている。潮崎ヘッド兼投手コーチは「長打は防げた。バッテリーのミス」と言った。 (重光 晋太郎)

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2016年7月25日のニュース