【山梨】東海大甲府 3年連続ならず…エース菊地まさかの2回降板

[ 2016年7月25日 00:06 ]

第98回全国高校野球選手権山梨大会決勝 東海大甲府5―12山梨学院

(7月24日 山日YBS)
 3年連続の夏の甲子園はならなかった。東海大甲府は最速146キロを誇るエース・菊地がわずか2回2失点で降板。4回に1度は逆転したが、2番手・松葉が踏ん張れずに大量失点を許した。菊地は「2イニングしか投げられずに悔しい。変化球の切れも悪くて…。相手を抑えきれなかった」と唇を噛んだ。

 22日に二枚看板の一人・松葉が39度の発熱。体調不良のため、同日の帝京三との準決勝は菊地が9回144球を一人で投げ抜いた。連投。ボールに威力を欠き、2回に3安打を集中されて先制された。14年春の県大会準々決勝で甲府工に4―5で敗れて以来、チームは県内の公式戦で34連勝だったが、そんな新記録もストップした。県内での2桁失点は09年夏以来7年ぶり。村中秀人監督は「完敗です。秋葉は体調を壊していて、菊地も疲れが残っていた」と話した。

 昨夏。菊地は早実の怪物1年生・清宮に甲子園1号となる一発を浴びた。「甲子園に戻れなかったのが一番悔しい」。聖地に戻ることはかなわず、菊地は「大学で今回の経験を生かしてやっていきたい」と次のステージに視線を向けた。

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2016年7月25日のニュース