マエケン 7回に逆転許し4失点で降板 イチとの初対決は安打許さず

[ 2016年4月29日 13:12 ]

<マーリンズ・ドジャース>ドジャースの先発・前田 (AP)

ナ・リーグ ドジャース―マーリンズ

(4月28日 ロサンゼルス)
 ドジャースの前田健太投手(28)が28日のマーリンズ戦に先発。今季5度目の登板はメジャーでは最多の101球を投じ、7安打4失点という内容で7回途中にマウンドを降りた。

 前田はここまでチームトップの3勝をマーク。この日は2012年のダルビッシュ(レンジャーズ)に並ぶメジャーデビュー4連勝の懸かるマウンドとなった。初回は1死からプラドに二塁打を浴びるも、後続を切って取り、無失点スタート。すると、味方打線がその裏にグランダルとプイグの適時打で2点を先制し、前田を援護した。

 2回は前田が待ちに待った瞬間を迎えた。「6番・中堅」で先発出場のイチローとの初対戦。子どもの頃から憧れていたというレジェンドとの勝負は、2球で2ストライクに追い込むと、続く3球目のスライダーでバットに空を切らせた。しかし、この三振後にリアルミュートに右中間へのソロ本塁打を許して1点差。

 3回は2死から再びプラドに安打を浴びたが、無失点とすると、4回は再びイチローとの対戦。1ボール1ストライクから投じた3球目のスライダーでタイミングを狂わせ、三飛に抑えて見せた。5回はこの試合で始めての三者凡退。6回も無難に切り抜け、7回の先頭打者はイチロー。2球目の144キロのストレートを詰まらせ、遊飛に打ち取ったが、続くリアルミュートとエチャバリアに連打を浴び、1死一、二塁のピンチを迎えた。

 この場面で前田は代打・ディートリッチを見逃し三振に切って取るも、ゴードンに左前適時打を浴び、試合は振り出し。ここでロバーツ監督は2番手・バエズをコールしたが、このバエズも適時打を浴び、さらにボークで前田の出した走者の生還を許した。

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2016年4月29日のニュース