巨人 笠原容疑者逮捕受け「実態解明に全面協力」NPBは調査継続

[ 2016年4月29日 19:18 ]

 プロ野球巨人は29日、所属していた笠原将生元選手らの逮捕を受け、球団として「斉藤聡、笠原将生の両容疑者が当球団内部で野球賭博の勧誘を行っていた実態が解明されるよう、今後も警視庁の捜査には全面的に協力していく所存です」とコメントした。

 巨人は球団内に選手の指導、調査などを推進する「紀律委員会」を設置。今月8日には老川祥一オーナーが川崎市のジャイアンツ球場と若手が生活する選手寮を視察するなど、再発防止に向けた取り組みを始めている。

 プロ野球の熊崎勝彦コミッショナーは「調査委員会による調査を継続し、当局の捜査にも協力してきた。逮捕を厳粛に受け止め、一層の緊張感を持って再発防止策に取り組んでいく」とのコメントを発表した。

 また、日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は、NPBの調査委が数日前に笠原容疑者の事情聴取を行ったことを明らかにした。同容疑者とともに逮捕された斉藤聡容疑者には、協力を拒否されたという。聴取の内容については「一切、調査委に任せている」として言及しなかった。

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2016年4月29日のニュース