石川9回途中5安打1失点で今季3勝目 ヤクルトが首位・巨人叩き

[ 2016年4月29日 20:43 ]

<ヤ・巨>7回2死、巨人・村田を一ゴロに打ち取ったヤクルト先発・石川

セ・リーグ ヤクルト4―1巨人

(4月29日 神宮)
 ヤクルトは先発のベテラン左腕・石川が首位・巨人を相手に8回2/3を5安打1失点と好投し、4―1で快勝した。石川は昨年4月25日の巨人戦(神宮)以来の完封勝利は逃したものの、今季3勝目(3敗)を挙げた。

 ヤクルトは2回無死二、三塁から8番・中村の中前適時打で2点を先制。続く3回には1死三塁から雄平の中前適時打で1点を加えた。4回以降は走者を出しながらも追加点を奪えなかったが、8回1死一、二塁から中村の右中間適時二塁打で1点を奪い、ダメ押した。

 石川はスライダー、チェンジアップなどの変化球を低めに集める丁寧な投球。初回先頭の立岡に遊撃内野安打を許した後は打者13人を完璧に抑えた。5回1死から亀井に右翼線二塁打を許し、2死後に小林に四球を与えて2死一、二塁とされたが、ポレダの代打・相川を三ゴロに仕留めて無失点。9回に1死から坂本に右中間二塁打を許し、2死後に長野に左中間への適時三塁打を浴びて、あと1死で完封を逃したが、最後は守護神・オンドルセクが亀井を捕邪飛に抑えた。オンドルセクは昨季から30試合連続無失点。

 巨人は先発のポレダが4回5安打3失点で降板。打線は石川攻略の糸口をつかめぬまま、8回には4番手の公文が1点を失う。9回に1点を返したが、反撃が遅すぎた。

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