阪神・陽川「最高で~す」プロ1号、金本監督「その通り打ってくれた」

[ 2016年4月29日 21:34 ]

<神・D>5回無死一塁、陽川はプロ初本塁打となる逆転2ランを放ち、金本監督(奥)らと笑顔でタッチを交わす

セ・リーグ 阪神2―1DeNA

(4月29日 甲子園)
 プロ初のお立ち台。3年目の阪神・陽川は「最高で~す!」と心地よさげに甲子園の大歓声を全身に浴びた。

 打線は4回までDeNA・今永の前に9三振。0―1の5回、先頭・鳥谷が四球で出塁すると、次打者の陽川は打席に向かう前に金本監督からアドバイスをもらった。「今永のストレートは引っぱるのが難しいから、センター返しを心がけていこう」。1ボール1ストライクからの3球目、真ん中のチェンジアップを叩くと、打球はバックスクリーン左に飛び込んだ。

 「凄く興奮した。岩貞が粘っていたし、チャンスを広げられるようにと。ああいう結果につながって良かった」。もともと、掛布2軍監督と金本監督が将来の4番候補と期待する長距離砲。今季1軍デビューを果たすと、15打席目で飛び出したプロ1号は、その潜在能力を存分に物語るものだった。

 金本監督も「ある程度、指示を出して、その通り打ってくれた。僕自身もうれしいホームラン」と称え、「2軍がきちんと指導して送り出してくれている。僕も自信を持って使っている」と満足げだった。

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