たった1安打…広島 逆転CSならず 7回零封マエケンを見殺しに

[ 2015年10月7日 20:58 ]

<広・中>試合後、(左から)前田健、黒田らと並んで整列した大瀬良(背番14)は敗戦の責任を背負い肩を落とす

セ・リーグ 広島0―3中日

(10月7日 マツダ)
 広島はシーズン最終戦に敗れて4位が確定し、クライマックスシリーズ(CS)を逃した。打線が初回の1安打のみと沈黙。7回無失点の前田健を援護できなかった。3位に入った阪神が10日から東京ドームで行われるCSファーストステージに出場する。

 超満員のマツダスタジアムがため息に包まれた。0―0の8回から登板した2番手・大瀬良がつかまった。8回1死二塁のピンチを招くと、エルナンデスに左中間を破られ先制を許した。さらに続く藤井の左中間への適時三塁打で2点を失った。1アウトしか取れず降板すると、代わった中崎も投手の若松に右翼線に落ちる適時打を許し3点目を失った。

 打線も初回2死から新井が中前打を放ったものの、その後は中日・大野の前に6回まで四球による走者2人のみ。代わった3番手・若松も捉えられず、三塁すら踏めなかった。

 3位・阪神に0・5ゲーム差及ばず、3年連続のCS進出はならなかった。今季は8年ぶりに黒田がメジャーから復帰。躍進が期待されたが、球団ワーストとなる25試合連続1桁安打を記録するなど、貧打にあえいだ打線と救援陣の脆さが浮き彫りになった。

 

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