デーブ節で別れ「歌舞伎町で居酒屋の親父」来年2月開店予定「メニュー考えないと」

[ 2015年10月7日 05:30 ]

シーズン終了セレモニーでファンに1年間の感を述べる大久保監督

パ・リーグ 楽天3-9ロッテ

(10月6日 コボスタ宮城)
 シーズン最終戦は、4時間12分、延長11回の末に敗れて今季83敗目。それでも、今季限りでの退団が決まっている楽天・大久保監督は、試合後のスピーチで、2万1135人の観衆を笑いの渦に巻き込んだ。

 「来年は歌舞伎町で居酒屋の親父をやろうと思っています。皆さん、ぜひ来てください!」

 最後も「デーブ節」で豪快に笑い飛ばした。試合は11回に相沢、西宮の2人で計6失点し、打線も7回以降は出塁できず。防御率、打率ともリーグ最下位という今季を象徴する試合となった。そんな敗戦のショックを吹き飛ばそうという指揮官なりの気遣いだったのかもしれない。

 昨季の最下位からの巻き返しを期待され、単年契約で監督に就任。「最低でもAクラス」という意気込んだが、前半戦は銀次、藤田ら主力が相次いで故障し、外国人の不振も誤算だった、結果的に57勝止まりで昨季64勝を上回れず、2年連続最下位。「この責任は全て私の責任」と1年での指揮官交代に頭を下げた。

 楽天での4年間を振り返り「人は人と出会い、人となる。仙台、東北が大好きになりました」としみじみ語った大久保監督。しばらくは「何もしない日が欲しい」と仙台でのんびりするという。

 居酒屋は来年2月に新宿・歌舞伎町に開店予定で「メニューも値段も考えないとな」とニヤリ。ユニホームを脱いでも、デーブ大久保の底抜けの明るさは変わらないだろう。 (徳原 麗奈)

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2015年10月7日のニュース