阪神・藤浪 信じてCS待つ!宿敵撃破の再現狙う

[ 2015年10月7日 05:30 ]

チェンジアップにトライする藤浪

 もう一度、“スイッチ”を入れる準備はできている。阪神・藤浪がCSへの意気込みを口にした。

 「(レギュラーシーズンとは)空気感が違うし、負けられない試合が続く。取り返しのつかないゲームなので、もし行けるのであれば、そういう気持ちで臨みたい」

 チームは143試合を戦い終えて3位。7日、ゲーム差なしの4位広島が中日に敗れるか引き分ければ、CS出場が決まる。進出となれば巨人とぶつかる10日のファーストステージ初戦の先発が決定的。昨年、敵地に乗り込んで迎えた巨人とのファイナルステージ初戦に先発して7回1失点と好投。勢いそのままにチームは4連勝し日本シリーズ進出を決めた。ステージの違いこそあれ、宿敵撃破の再現を狙う。

 「ビジターでは(チームは)今年は大きく負け越している。昨年は昨年で関係ない。出られたら頑張りたい」

 プロ3年目の今季は目標としていたシーズン200投球回にはあと1イニング届かなかったものの、初となる奪三振王のタイトルは確実となった。

 「(タイトルは)獲れるに越したことはないので、嬉しいこと。(200投球回)は良い目標ができた。(今年の)199は良い数字だったと思う。今年は短いイニングで降りることもあったので、少なくしていけば自ずと届く数字だと思う」

 今年、再び背番号19が躍動するマウンドは用意されるのか。新たなモチベーションを手にした右腕は“最終決戦”があると信じて、その時を待つ。(遠藤 礼)

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2015年10月7日のニュース