中京大中京逆転4強!日本代表・上野13安打も完投「経験生かせた」

[ 2015年9月28日 14:28 ]

第70回紀の国わかやま国体高校野球(硬式)競技2回戦 中京大中京5─4興南

(9月28日 紀三井寺)
 中京大中京(愛知)が逆転で興南を下し、準決勝に駒を進めた。

 1点を追う9回、U―18(18歳以下)ワールドカップ日本代表の上野翔太郎投手(3年)が中前打を放ったのを皮切りに1死満塁とすると、同じく日本代表の4番・伊藤寛士捕手(3年)が同点の中犠飛。続く5番の矢田崎明土内野手(みんと、3年)が勝ち越しの左前適時打を放った。

 上野は投げても13安打されながら完投。「代表から帰ってきてからは、投げても80球くらいだった。調整不足でこんなに打たれてしまった」と反省しながらも「日本代表の経験も生かせた」と振り返った。

 ワールドカップでは決勝の米国戦で好救援を見せたが惜しくも準優勝に終わり、号泣する姿が日本中の涙を誘った。

 それでも大会では3試合18回無失点、防御率0・00の好成績で最優秀防御率投手のタイトルを獲得し「いろんな人に“プロへ行け”と言われました」と苦笑い。大学進学を希望しており、「4年間、しっかり鍛えたい」と見据えた。

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2015年9月28日のニュース