大谷「すごくうれしい」野球、五輪復帰に マエケンも意欲

[ 2015年9月28日 20:46 ]

 2020年東京五輪の追加種目に野球が提案されることが28日決まり、プロ球界からは喜びの声が相次いだ。日本ハムの大谷翔平投手(21)は「すごくうれしい。小さい子を中心にもっと盛り上がって、いろんな人に見てもらえれば」と歓迎し、広島の前田健太投手(27)も「五輪で金メダルを取るのが一つの目標」と意欲を示した。

 来年の国際オリンピック委員会(IOC)総会で正式に決まれば、08年北京五輪以来3大会ぶりの復帰となる。元巨人監督で04年アテネ五輪に向けて日本を率いた長嶋茂雄氏(79)は「五輪のメーンポールに日の丸を掲げることは長年の私の夢。5年後、侍ジャパンが金メダルを目指す戦いを何としても実現させ、子どもたちに夢を与えてほしい」と期待した。

 東日本大震災からの復興をアピールする狙いで、一部の試合の福島県開催も検討されている。日本プロ野球選手会会長で楽天の嶋基宏捕手(30)は「あと5年。完全には復興していないと思う。そういう方々に五輪の良さを知ってもらえる。開催されるならありがたい」と受け止めた。

 追加種目の提案は東京五輪に限られており、24年五輪以降はその都度、開催都市が判断する。日本代表の小久保裕紀監督(43)は「東京五輪だけではなく、その先のことも考えないといけない。野球界全体ですぐに議論を進めるようにしたい」と将来も見据えた。

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2015年9月28日のニュース