金本氏、虎戦士メンタル面の弱さ指摘「ピリピリ感がないのか…」

[ 2015年9月28日 08:17 ]

<広・神>テレビ解説を終え、球場を後にする金本氏

 金本氏はスポニチ本紙評論家として、リーグ優勝の可能性が完全消滅した今季の阪神の戦いぶりについて、精神面の弱さを指摘した。

 「一番はメンタル面。例えば、ここ一番の集中力、勝負根性、執念。何が何でもという気持ち。“やる気”や“勝つ気”という言葉があるように勝負どころでの集中力や精神力が足りなかったと言っても否定できない」

 和田監督が「勝負の月」と位置づけた9月は、26日の広島戦(マツダ)に敗れた時点で月間負け越しが確定。和田政権下では4年連続負け越しとなった。「実際にこの日の試合を見ても分かるように勝負どころで、あと一本が出ない」と金本氏。7イニングで得点圏に走者を置きながら、得点に結び付いたのは2回だけ。1点を追う8回無死満塁の好機も生かせなかった。

 また、集中力の欠如という点では、大和の守備での緩慢なプレーが目立ち、5回1死一、二塁では一塁走者として福留の遊直に飛び出して併殺になった。

 「常にガムシャラな姿勢を持たないといけない立場の選手が、やっていいプレーではない」とした上で「チームとして集中が足りないのか、ピリピリ感がないのか…」と首をかしげていた。

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2015年9月28日のニュース