黒田また打球に右手…5回途中降板、31日に精密検査

[ 2015年8月30日 08:08 ]

<D・広>4回1死二塁、バルディリスの打球が当たった場所をトレーナーに見せる黒田

セ・リーグ 広島3-2DeNA

(8月29日 横浜)
 5回裏の投球練習前、マウンドの広島・黒田が右手に異変を感じていた。伏線となったのが4回裏だ。1―1の1死二塁でバルディリスのライナーを止めようと右手を出し、右手首付近に当たった(記録は左前適時打)。畝投手コーチはその経緯を説明した。「5回の前はキャッチボールから少しおかしかった。でも投げられそうなので(黒田が)“行って確かめたい”と言うのでマウンドに行った」

 しかし、野球規則では一度マウンドに立った投手は打者1人を完了する義務があるとしている。そのため黒田は先頭の砂田に投球し、三ゴロ打ち取った後に降板した。

 試合途中に横浜市内の病院へ直行したが、改めて31日に広島市内で精密検査を受けることになった。18日の中日戦でも平田のゴロを右手の平で受けて、その後に降板したばかり。「畝さんには“永遠に(打球に)手を出すな”と言われましたよ」。その時はそう話していたが、再度のアクシデントにも本能で手を出してしまった。

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2015年8月30日のニュース