ブレーブス本拠地で観客転落事故 4階席から20メートル下へ…

[ 2015年8月30日 11:10 ]

ブレーブス―ヤンキース戦の試合中にファンが4階席から落下。担架で運ばれる男性ファン(AP)

インターリーグ ブレーブス―ヤンキース

(8月29日 アトランタ)
 ブレーブス―ヤンキース戦が行われたターナー・フィールドで29日(日本時間30日)、ファンが4階席から落下し救急搬送された。

 事故が起きたのは7回のヤ軍の攻撃中。1死二塁から代打ロドリゲスが告げられた時だった。バックネット裏の4階席から男性ファンが約20メートル下の客席へ落下。その際、バックネットを支えるワイヤーに触れたため、バックネットが大きく揺れた。

 うつぶせに倒れ、出血した男性に球場スタッフが心臓マッサージなどを実施。子供に衝撃的な光景を見せないように現場から遠ざかる家族連れや、立ち上がって心配そうに見守る観客の姿があった。その後、男性は担架で運ばれ、近くの病院へ搬送。ブレーブスはヤンキースの攻撃終了後ツイッターで「今夜の試合でファンを巻き込んだ事故が起きた。そのファンは応急処置を施され病院に搬送された」と声明を発表した。

 事故が起こった際は代打ロドリゲスのコールに大歓声を送るヤ軍ファンにブ軍ファンのブーイングが起こっていて、当初は事故に気づくファンが少なかった。男性が搬送された後、落下地点には血だまりが残り、周囲のファンは球場スタッフによって移動させられ、その後、規制線が張られた。この日、ターナー・フィールドはチケットが完売し今季最多の4万9243人の観衆が詰めかけていた。

続きを表示

2015年8月30日のニュース