ブレーブス本拠地での転落事故は最悪の結末…60代前半の男性死亡

[ 2015年8月30日 13:48 ]

医療スタッフによって病院へ搬送される男性ファン (AP)
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インターリーグ ブレーブス1―3ヤンキース

(8月29日 アトランタ)
 29日にアトランタのターナー・フィールドで行われたブレーブスとヤンキースの試合中にファンが4階席から転落し、救急搬送された事故は最悪の結末を迎えた。

 悲劇が起こったのは7回のヤンキースの攻撃中だった。バックネット裏の4階席からファンが約20メートル下の観客席へ落下。その際、バックネットを支えるワイヤーに触れたため、バックネットが大きく揺れた。

 うつぶせに倒れ、出血したファンに球場スタッフが心臓マッサージなどを実施。その後、アトランタ市内の病院へと救急搬送されたが、懸命の治療の甲斐なく死亡が確認された。

 地元警察の発表では、亡くなったファンは60代前半の男性。現時点で身元は確認できていないとのことだが、球場の案内係の話では、男性はブレーブスのシーズンチケットを保持していたそうだ。

 人気球団ヤンキースとの対戦ということもあり、この日はチケットが完売して今季最多の4万9243人のファンが詰めかけていたターナー・フィールド。実は、同球場では08年にも20代の男性ファンが同じく4階席から転落して死亡するという事故が起こっており、その男性からはアルコールが検出されていたという。

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