日本、豪州との無敗対決制し3連勝 小笠原6回9K、清宮1安打

[ 2015年8月30日 20:24 ]

<U-18豪州・日本>力投する日本先発・小笠原

 アマチュア野球の第27回WBSC U-18(18歳以下)ワールドカップは30日、大阪・舞洲ベースボールスタジアムなどで1次ラウンド第3戦が行われ、初優勝を目指すA組の日本はオーストラリアと対戦、10―1で無敗対決を制し3連勝を飾った。

 日本は2回、先頭の清宮幸太郎(早実)の四球、勝俣翔貴(東海大菅生)の安打などで1死満塁の好機に杉崎成輝(東海大相模)は三振したものの、船曳海(天理)の押し出し四球で先制した。

 その後は追加点を奪えなかったが、6回無死満塁から代打豊田寛(東海大相模)の押し出し死球、船曳のこの日2度目の押し出し四球、1死後に津田翔希(浦和学院)の右前2点適時打で4点、9回にも船曳の左前2点適時打、オコエ瑠偉(関東第一)の左前適時打などで5点を加え圧倒した。

 投げては先発の小笠原慎之介(東海大相模)が初回連打されたが併殺で切り抜け、4回に2四球を出したものの踏ん張り、この回最後から5回にかけ4者連続三振を奪った。6回には安打、自らの失策、ボークなどで無死二、三塁とされたが1死後の内野ゴロによる1点にとどめた。結局6回を3安打2四球、9奪三振で1失点だった。7回からは高橋樹也(花巻東)が2回を、9回は高橋純平(県岐阜商)が無失点で締めた。

 清宮は「4番・DH」で先発、四球、空振り三振、左飛、二ゴロ、右二塁打。また、オコエは「1番・中堅」で先発し一ゴロ、三ゴロ、左直、三ゴロ、空振り三振、左前打だった。

 A組では米国が5―1でメキシコを下して2勝1敗。ブラジルは10―9でチェコに競り勝ち、メキシコと1勝2敗で並んだ。B組は韓国がキューバとの無敗対決を4―3で制して3連勝とした。

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