広島　猛追も届かず…ＣＳ進出へ中日と直接対決仕切り直し

＜巨・広＞９回、代打を告げる野村監督。右はキラ

セ・リーグ 広島３－４巨人

（9月23日 東京Ｄ）
　猛追も一歩届かなかった。広島は１点を追う９回、２死から粘り腰を発揮した。巨人・守護神の西村から菊池が四球を選び、代打・鈴木誠も６球粘って死球。一、二塁で打席に３番・キラ。しかし、痛烈なゴロは深めに守る二塁手の正面へ。野村監督が振り返る。

　「追いかける展開で最後２死からよく粘った」。ＣＳへの執念はみせた。

　２４日から敵地ナゴヤドームで大事な直接対決３連戦が待っている。この日、中日はＤｅＮＡに勝ったため、３位以内確定を示すＣＳクリンチナンバーは４のまま。だが、敵地で２勝すれば１６年ぶりのＡクラスとＣＳ進出が一気に決まる。

　「ナゴヤで決めたいと言うか、自分たちの野球を１戦１戦やって、チーム全体で立ち向かっていきたい」。そう意気込んだ指揮官。直接対決で高木竜に引導を渡す。最短で２５日。歓喜のその瞬間まであと少しだ。