鬼崎「必死走塁」で三塁打のお膳立て、ヘルマンきっちりサヨナラ打

[ 2013年9月24日 21:48 ]

<西・楽>9回1死、三塁打を放ち滑り込む鬼崎

パ・リーグ 西武4―3楽天

(9月24日 西武D)
 勝負どころは終盤に訪れた。2点ビハインドの8回、西武の9番鬼崎の中前打が逆転を呼び、追い付かれた9回1死からは左中間に三塁打を放ちサヨナラのホームを踏んだ。

 最終回の三塁打は一歩間違えばアウトというタイミングだっただけに、激走が勝利に結びついた。お立ち台で鬼崎は「少しモタついていたのを見ていけると思った。必死に走りました」と振り返った。昨年9月22日の日本ハム戦で勝負を分けるバントを決め「根性バント」と名付けたのを引き合いに出され「必死走塁」と命名、見たままのネーミングだが、無我夢中のプレーはスタンドを大いに沸かせた。

 そして決めたのは1番ヘルマン「きっちり打った結果」と、左前にはじき返して鬼崎を迎え入れた。来日2年目で初のサヨナラ打には「とてもいい気分。チームとして勝てた」と一丸での勝利を強調した。

 鬼崎もヘルマンも最後には「一丸で勝利を」と口をそろえた。3試合連続の1点差勝ちで貯金1、3位ソフトバンクに2ゲーム差と迫った。残りは11試合、激烈なCS争いはこの勢いで勝ち取る構えだ。

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