4点差で岩瀬投入!高木監督 広島戦前にピリピリ「言うことない」

[ 2013年9月24日 06:00 ]

<D・中>谷繁(左)、岩瀬(右)らナインを迎える中日・高木監督

セ・リーグ 中日7-4DeNA

(9月23日 横浜)
 最後の大勝負を前に中日・高木監督のスイッチが入った。DeNAに勝ち、3位・広島とのゲーム差を4・5に縮めたにもかかわらず、試合後は謎のピリピリムード。質問にほとんど答えず、足早に帰りのバスに乗り込んだ。

 「何でもええわ、勝ちゃあ。それ以上、言うことない。選手に聞いてくれ」

 勝った試合後は上機嫌で答えることが多かった指揮官が終始、厳しい表情。点差以上にもつれた試合ではあったが、スタメンに抜てきした岩崎が活躍するなど収穫もあった。何より広島が巨人に敗れ、奇跡のCS逆転進出へ土俵際で踏みとどまったはずだが…。

 笑顔ひとつ見せなかったのは24日からのナゴヤドームでの広島3連戦に向け「戦闘モード」に突入したからかもしれない。逆転CSには、3連勝が絶対条件となるが「なんで(ホームでの)相性が悪いのに3連勝できるんや」と本音と思えぬ言葉まで口にした。

 ただ、試合では9回、4点差では今季初めて守護神・岩瀬を投入するなど、なりふり構わぬさい配を見せた指揮官。2つ負ければCS消滅、1つ負けても絶望的となる崖っぷちの3連戦に、全精力を注ぎ込む。

 ▼中日・今中投手コーチ(セーブのつかない4点差の9回に岩瀬を投入)もうそんなこと言っている場合じゃない。

 ▼中日・岩崎(3回にプロ初本塁打を放つなど4打数3安打1打点)入るとは思わなかったんで二塁まで全力で走ったら、歓声が凄いんでびっくりした。

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2013年9月24日のニュース