沢村　２失点完投も５敗目「負けたら投手の責任」

７回に勝ち越しを許し、川口コーチ（中央）、阿部（左）からアドバイスを受ける巨人・沢村
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セ・リーグ 巨人１―２ヤクルト

（6月29日 静岡草薙）
　２失点完投も報われず、巨人の沢村は５敗目を喫した。チームは２連敗で２位阪神とは１・５ゲーム差。右腕は好投にも「負けたら投手の責任」と潔く言った。

　１回に自らの失策も絡んで３試合ぶりの失点を喫し、１―１の７回には田中浩に勝ち越し打を浴びた。「（味方が）１点しか取れなければ、１点を守らないと」と自身に厳しかった。同姓の大先輩で伝説の投手、沢村栄治が戦前にベーブ・ルースら米国代表相手に好投した球場で、新人だった一昨年以来の登板。プロ初黒星を喫した当時と同じく、勝ち星は挙げられなかった。