これぞエース!三浦 球団最年長完封 39歳5カ月会心の4勝目

[ 2013年6月13日 06:00 ]

<ロ・D>完封勝利のDeNA・三浦(手前)は満面の笑みで中畑監督の出迎えを受ける

交流戦 DeNA3-0ロッテ

(6月12日 QVC)
 121球目。最後の打者、大松を右飛に打ち取った瞬間、DeNA・三浦は右手人さし指を小雨降る空に大きく突き上げた。

 「完封、完投したときくらいは派手にやりたいじゃないですか。自分の幸せのひとつです」

 そう言って照れた39歳5カ月の右腕。昨年4月12日ヤクルト戦(神宮)以来のシャットアウトは小山正明の39歳1カ月を破る球団最年長完封記録となった。

 4安打散発の快投。目下8本で能見(阪神)らに並ぶセ・リーグの被本塁打王は「飛ぶ統一球」発覚にも「自分の投球をすることだけ考えた」という。いつもより多めのカットボール、シュート、フォークを低めに集め、抜いたカーブでアクセントをつける。「よくコントロールできた。しっかり腕が振れたし、ボールの走りもよかった」。会心の4勝目である。

 チームの連敗を5で止めた投球を中畑監督も「エースの存在感を見せてくれた。飛ぶボールが問題になっている中、技術でそれを上回った。非常に説得力のある投球」と絶賛。「あとは大輔に聞いてよ」とベンチ裏の会見スペースを主役に譲った。

 ≪通算23度目の完封勝利≫三浦(D)がロッテを4安打に抑え今季初、通算23度目の完封勝利。39歳5カ月での完封は、小山正明が73年8月30日ヤクルト戦でマークした39歳1カ月を40年ぶりに上回る球団最年長記録となった。チームはこの日が今季初完封。最近5年間でDeNA投手の完封勝利は8度あり、半分の4度を三浦がマーク。シーズンチーム一番乗りはこれで3度目だ。

 ▼DeNA・モーガン(5回1死一、二塁から先制の中前打)ミウラさんが素晴らしい投球をしていたから、何とか助けたかった。

続きを表示

この記事のフォト

2013年6月13日のニュース