ソフトB 交流戦V王手 チーム打率&得点12球団トップ

[ 2013年6月13日 06:00 ]

<ソ・ヤ>お立ち台で「1、2、3、マッチ!」と叫ぶソフトバンクの(左から)帆足、松田、山崎

交流戦 ソフトバンク7-3ヤクルト

(6月12日 ヤフオクD)
 つなぐ、つながる。本社CMでもおなじみのフレーズが、今のソフトバンク打線にぴったりだ。12球団トップの交流戦チーム打率・288、120得点の強力打線が本塁打なしで7得点。交流戦優勝に王手をかけた。

 「早い回からつながったね。2点ビハインドからすぐ追い付いたのが良かった」と秋山監督は手応え十分な様子だった。

 打線をけん引しているのは4番・松田だ。2点を追う初回1死一、三塁では、八木のチェンジアップを捉え、16試合連続安打となる中前適時打。「今は相手投手に集中できる。追い込まれても変化球待ち。真っすぐが来れば、詰まっても外野フライという心境」と好調の要因を口にした。3回無死一塁では左前打でチャンスメーク。5回に遊撃内野安打、6回には左犠飛を放つなど3安打2打点で、交流戦の打率を・322まで伸ばした。

 一見、感性の打者と思われがちだが、メモ魔として知られる。いつもベンチにノートを持ち込み、思いついたらメモを取っている。「自分の場合、いいときは重心がむしろ高くなっていたが、全然打てないからむしろ逆のことをやろうとした。右打ちはノートのまんま」とノートを読み返したことで打撃のヒントを得た。

 交流戦2度目の5連勝でロッテと1・5ゲーム差の2位に浮上。早ければ13日に交流戦優勝が決まる。秋山監督は「あしたはあしただよ」と冷静だったが、松田は「あしたも勝ちます」と言い切った。頼れる4番が4度目の交流戦優勝へ導く。

 ≪交流戦Vの行方は≫ソフトバンクの交流戦マジックは2となり、きょうにも2年ぶり4度目の優勝が決まる。条件はソフトバンクが勝った場合は、楽天が●、オリックスと阪神が●か△。ソフトバンクが引き分けた場合は楽天、オリックス、阪神が全て●でVとなる。

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2013年6月13日のニュース