マエケン体操 PL時代のトレーナーが考案 肘痛の産物だった

[ 2013年3月14日 06:31 ]

世界一軍団がマエケン体操導入

 前田健は高校時代からマエケン体操を続けている。この体操を前田健に教えたのは、阪堺病院(大阪府堺市)が運営するトレーニングジムの主任理学療法士の荒木和樹さん(38)だ。

 荒木さんは、前田健が在籍したPL学園(大阪府)の当時のトレーナーだった。高校2年の時、肘を痛めた前田健に「上半身と下半身の連動性がないからだ」として、この運動を考案。前田健やほかの選手にも教えた。

 肘から先の力を抜き、腕を前後にグルグルと回す。その時の一番のポイントは「肩甲骨を回すこと」と荒木さん。「肩甲骨を回せば、肩、肘と自然に動く。なので上腕や肘を回してもダメ。根元(肩甲骨)を動かせば、スムーズにその先が動いていくという意識づけが大事です」。前かがみになるのは「大腿骨と骨盤をはめ込むため。これによって大腿骨、骨盤、脊柱、肩甲骨、肩、肘が順に動くようになり、上半身と下半身が連動します」と説明した。

続きを表示

2013年3月14日のニュース