“ライアン”小川 開幕3連戦抜てきも 連続無失点14回に

[ 2013年3月14日 06:00 ]

<神・ヤ>5回無失点と好投し、勝ち星を挙げたヤクルトドラフト2位・小川

オープン戦 ヤクルト8―0阪神(6回裏終了降雨コールド)

(3月13日 甲子園)
 ヤクルトのドラフト2位・小川が、阪神とのオープン戦(甲子園)で5回3安打無失点。実戦での連続イニング無失点を14回まで伸ばした。

 「(無失点は)自分のやるべきことを一つ一つやってきた結果。でも相手は(自分に対し)ノーデータで戦っている。まだオープン戦だし、喜ばずに次につなげたい」

 成章(愛知)時代に21世紀枠で出場した08年センバツ以来、5年ぶりの甲子園。3回1死三塁のピンチも動じない。4回1死二塁ではチェンジアップを駆使し、福留を二ゴロ、マートンは空振り三振に仕留めた。大リーグ奪三振記録を持つノーラン・ライアン氏を参考にした、左足を顔の近くまで上げるダイナミックなフォームで幻惑。最速146キロの直球にカットボール、フォークなど多彩な変化球を交えて猛虎打線を牛耳った。創価大では東京新大学リーグ46試合に登板。通算防御率0・59で「ドクター・ゼロ」の異名を取ったが、プロでも無失点を続けている。

 小川監督は「他の投手を含めて内容も結果も一番いい」と絶賛。開幕ローテーション入りは既に当確で、指揮官は29日からの阪神との開幕3連戦(神宮)抜てきも示唆した。

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2013年3月14日のニュース