松本哲　統一球克服打！天びん打法封印、力強さ増した

＜広・巨＞５回１死二塁、巨人・松本哲が左翼線に適時二塁打を放つ

オープン戦 巨人４―３広島（５回裏終了降雨コールド）

（3月13日 福山）
　巨人の松本哲が、決勝二塁打を含む２安打１打点。試合は降雨コールドに終わったが、雨の中でも集中力を切らさなかった。

　「積極的に打ちにいけたし、いい形で打てている」。初回の左前打に続き、同点の５回１死二塁からは左中間へ適時二塁打。オープン戦は２４打数８安打で打率・３３３。長野、高橋由、ボウカー、矢野ら激しい外野争いの中で安定感は光る。

　０９年の新人王。バスター気味の天びん打法でブレークしたが、ここ２年は飛ばない統一球に苦しんだ。昨季途中に構えをオーソドックスにし、さらに今季はグリップをトップの位置に固定する構えに変更。一気にバットを振り下ろすことでスイングの力強さが増し、確実性もアップした。「まだまだ結果を出していかないといけない立場」。手応えの一方で、表情は崩さなかった。

　▼巨人・大田（プロ入り後初めて地元広島・福山での試合に６番・右翼で先発も遊ゴロ、空振り三振）思い切ってやった結果なので。１軍でやっている姿を見せられたのはよかった。結果を出して喜んでもらえるように頑張りたい。