井端支えた長男動画　元テレ朝アナ明子夫人「主人は見たこともないような笑顔」

ＷＢＣ東京ラウンドでＭＶＰに輝いた井端

　ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）で２次ラウンド１組のＭＶＰに輝いた中日の井端弘和内野手（３７）の妻で、元テレビ朝日アナウンサーの明子さん（３４＝旧姓河野）が１３日、スポニチの取材に「ここまで来たら世界一の笑顔が見たい」と語った。夫の活躍を支えたのは、明子さんが携帯に送っている長男・巧（たくみ）くん（１）の動画。米国で１７日（日本時間１８日）に開催される準決勝は妻子も現地で応援する。

　テレビ朝日を辞め、専業主婦として夫を支えている明子さん。１次ラウンドから侍ジャパンの全６試合を巧くんと球場で観戦。活躍中の夫のカンフル剤になっているのは、客席からの妻子の声援だけじゃない。

　「主人はいつも息子に会いたがっているので、（ＷＢＣの期間は）差し入れ代わりに息子の動画を送っているんです」。巧くんが滑り台で遊んだり、生まれて初めてカレーうどんを食べたり、テレビに映るお父さんの姿に「パパ、パパ」と手を叩いているところなど、ほほ笑ましい姿を送っている。動画を見た井端は「日に日に大きくなっていくね」と大喜び。携帯に撮りためている家族の写真とともに、それを支えに世界との決戦に臨んでいる。

　準決勝の前日の１６日（日本時間１７日）に巧くんと米国入りする予定。「ＷＢＣでは、主人は今まで見たこともないような笑顔をしている。野球が楽しいとあらためて思っているんじゃないかな。世界一になって、その時の笑顔がここまで来たら見たいです」。