引退も考えた…井端夫人の明子さん 起死回生打に涙「いろいろな思い浮かんだ」

[ 2013年3月14日 06:46 ]

WBC東京ラウンドでMVPに輝いた井端

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2次ラウンド1組のMVPに輝いた中日の井端弘和内野手(37)の妻で、元テレビ朝日アナウンサーの明子さん(34=旧姓河野)が13日、スポニチの取材に「ここまで来たら世界一の笑顔が見たい」と語った。

 明子さんは8日の2次ラウンドの初戦・台湾戦で、9回2死から起死回生の同点打を放った時はスタンドで人目もはばからず泣いたという。

 井端は結婚した翌年の09年、目にウイルス性の炎症ヘルペスを発症。10年にはキャンプ中に再発して、わずか53試合の出場にとどまり「引退したい」と漏らすようになり、朝まで夫婦で語り合ったこともあった。それだけに「いろいろな思いが浮かんできました」と振り返った。

 WBCのキャンプに出掛ける前は、自宅で井端の好きなポークカレーを作って送り出した。優勝して帰宅したら「カレーと同じくらい大好きなコロッケを作ってあげたい」。笑顔の食卓を描いている。

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