カノ 恐るべし!4戦連続3安打 ドミニカ共和国が逆転勝ち

[ 2013年3月14日 06:00 ]

<ドミニカ共和国・イタリア>逆転勝ちに大喜びするドミニカ共和国の(左から)アイバー、カノ、レイエス

WBC2次ラウンド2組 ドミニカ共和国5―4イタリア

(3月12日 マイアミ)
 ドミニカ共和国を救ったのはヤンキースの4番だ。イタリア相手に初回、エース右腕ボルケスが4点を失う乱調。しかし、1―4で迎えた6回にはカノが右翼2階席にぶち当てる大会2号ソロで、チームを反撃ムードに乗せる。7回にも1死一、二塁から左翼線に落ちる安打を放ち、後続の押し出し四球と犠飛などで3点を奪って逆転した。

 4試合連続の3安打にもカノは「自分の関心はチームのことだけ。勝つことがわれわれの使命」と淡々。今大会の成績は19打数12安打で打率・632と驚異的だが、勝利を義務づけられるヤ軍の主力らしく話した。「このチームには力がある。絶対に諦めない」と無傷の4連勝につなげた。

 陽気なお国柄らしく、点を取るたびにベンチ内外で踊り、跳びはねて喜ぶチームの雰囲気を「この大会は、大リーグでは経験できないことがある」と楽しんでもいる。トニー・ペーニャ監督は「試合中のベンチで選手はずっとしゃべり続けている」と雰囲気の良さを明かした。米国と並ぶ侍ジャパンにとっての難敵が、第1回大会以来の準決勝進出へ、さらに勢いづいた。

続きを表示

2013年3月14日のニュース