藤井彰のプロテクターで…「キャッチャー浅井」実戦配備

[ 2012年4月28日 10:39 ]

<神・ソ>8回、山下の捕邪飛をキャッチする浅井(左)。藤井彰の防具をつけ2回を無失点リードした

ウエスタン・リーグ 阪神2―1ソフトバンク

(4月27日 甲子園)
 阪神・浅井が27日、右翼で先発したウエスタン・リーグのソフトバンク戦(甲子園)で8回から捕手に回った。2軍では08年3月25日のサーパス(現オリックス)戦以来で、1軍では08年6月3日の楽天戦(K宮城)が最後。藤井彰に借りたプロテクターを着用し、西村、川崎、久保田と組んで2回を無失点で切り抜け、勝利に貢献した。

 外野手ながら捕手経験のある浅井は、万が一の備えとして、1軍に帯同していたが、ここまで捕手での出番はない。20日のDeNA戦(横浜)では2点差の2死満塁で途中出場の岡崎に打席が回り、浅井はベンチに残っていたが、そのまま打たせて敗れた。だが、ロースコアの試合が続き、和田監督も戦術的な面で「ここ何試合かやって3人目(の捕手)が必要かなと思うことがあった」と言う。それを踏まえた上で、実現した4年ぶりの実戦マスクだった。

 初めは投球をポロリとやるシーンもあったが、次第に落ち着きを取り戻し、ワンバウンドや捕邪飛も無難に処理。二盗を一度許したものの、久々としては合格点の動きを見せた。浅井は「(捕手は)めっちゃ怖かった。外野で普通に試合に出たい」と話したが、正捕手・藤井彰を欠く猛虎にとっては頼もしい備えとなる。

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2012年4月28日のニュース